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MATYARU's  Blog

G20ってそもそも何?出品酒の日本酒のラインナップから考察できる日本酒の未来。

 

G20。いま日本全国がこの話題でにぎわっています。

そして、日本酒愛好家の方なら、今回のサミットで出品された日本酒というのは非常に気になるところだと思います。

過去のサミットでもそうですが、このサミットの乾杯酒として出品された日本酒は

前回の伊勢志摩サミットでもそうですが、
メディアから大きな注目を浴びて成長の波を得ることができます。

 

出品された日本酒もすごくきになるところですが、

今回のG20サミットのそもそもの意義や目的なども気になりますよね。


それらを踏まえ、
これからのサミットの流れと
出品された日本酒のラインナップや、

これから日本酒業界的にはどのような影響がでるかを考えてみます。

 


 

G20とは

 

まず、G20、ジートゥエンティとは、

<グループ オブ トゥエンティ> の略で
主要国首脳会議、G7に参加する7か国、
そして、EU,ロシアと

新興国の11か国でまとめて20のグループからなるものだそうです。

で、なぜ20ヵ国なのかというと

この20か国が全世界のGDP(一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額のこと)の八割を占めるのだそうです!

 

ちなみに加盟国は

アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダのG7に、

EU、 ロシア、中華人民共和国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ共和国、

オーストラリア、大韓民国、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチンの20国だそうです

 

全世界は196か国(日本での認識)あるとかいう話なので、
すごい割合ですね!

なのでG20とは全世界の経済活動を支える1割の国々が
未来に向けた国際経済のバランスを整え、発展させていこう、という会議なんです。

近年よく言われる貿易摩擦や、
気候変動、エネルギー問題、テロ対策や移民、難民などの地球規模の課題について会議を行うのだそうです。

しかも、

その会議はかなり長期間です!
 

 

G20の開催日程

 


サミットの本番、首脳会合が大阪府大阪市で6月28~29日でしたよね。

 

その何年も前から着々と計画はすすんでおり、最初の会合が
新潟県新潟市 農業大臣会合 5月11~12日

 

それから一連の流れを順を追っていくと、

福岡県福岡市で財務大臣・中央銀行総裁会議で6月8~9日

茨城県つくば市 貿易・デジタル経済大臣会合 6月8~9日

長野県軽井沢町 持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合で6月15~16日

 

愛媛県松山市でで労働雇用大臣会合で9月1~2日

北海道倶知安町で観光大臣会合で10月25~26日

岡山県岡山市 保健大臣会合で10月19~20日

愛知県名古屋市 外務大臣会合で11月22~23日

 

G20サミットの目的と意義

 


主催地になった国はこのG20に向けて様々な準備やおもてなしする必要があるようです。

このG20の目的は最初に伝えた通り、

世界経済の発展とバランスを整えるために行うことなのだからこそ、

乾杯酒は我が国の独自の文化である日本酒でお迎えしようということになったわけですね。

開催地が大阪ということで大阪の日本酒が出品多数でしたね。


 

乾杯酒で選ばれた日本酒をまずはピックアップします。

 

乾杯酒で選ばれたおよそ100本の日本酒たち

 

 

青森県

 

 ☑鳩正宗 純米大吟醸 華想い45  ☑桃川 王松   

 

岩手県

 

  ☑南部美人 純米大吟醸 

 ☑南部美人あわさけ 

☑鷲の尾(結の香)  

 

宮城県

 

   ☑勝山 純米吟醸 献 ☑ 浦霞 禅 佐浦  ☑純米吟醸 伯楽星 

 

秋田県

 

   ☑飛良泉 飛囀 金(KONJIKI)  ☑出羽鶴 awa酒 明日へ

 

山形県

 

  ☑出羽桜 純米大吟醸酒 雪女神 四割八分 ☑虎乃子 雪女神  

☑純米大吟醸 あら玉

 

福島県

 

 ☑栄川大吟醸 榮四郎 壜囲い原酒  ☑奥の松あだたら吟醸 

☑人気一あわ酒スパークリング純米大吟醸 

☑純米吟醸からはし 夢の香

☑大吟醸雫酒 十八代 伊兵衛  ☑金水晶大吟醸  

☑山廃純米吟醸末廣  ☑大吟醸 弥右衛門  

☑大吟醸ゆり山田錦  ☑大吟醸學十郎  

☑大吟醸萬代芳  ☑東豊国大吟醸原酒  

☑特撰大吟醸 國権  ☑瓶内二次発酵 スパークリングTOYOKUNI

☑名倉山大吟醸 鑑評会出品酒  ☑廣戸川大吟醸

群馬県

☑mizubasho pure 

 

埼玉県

 

☑  菊泉 ひとすじロゼ

 

新潟県

  

☑ 瓶内二次発酵 あわ 八海山 ☑麒麟時醸酒、

 

石川県

 

☑萬歳楽 菊のしずく☑天狗舞純米大吟醸

 

山梨県

 

☑七賢 風凛美山 純米酒

 

長野県

 

☑真澄 Sparkling 

 

三重県

 

  ☑宮の雪 山廃仕込 特別純米酒

☑半蔵純米大吟醸 磨き40(2016伊勢志摩サミットでも出品) 

☑朧自慢 辛口純米 滝水流

 

滋賀県 

 

 ☑北島生酛玉栄、 ☑旭日 煌々

 

京都府

 

☑伊根満開赤米酒, ☑澪宝酒造 ☑MIO 辛口 

☑澪ドライ ☑神聖 祝☑京しぼり月桂冠 

 

兵庫県

 

 ☑龍力千里馬2003 ☑福寿純米吟醸 

☑菊正宗純米樽酒 ☑黒松白鹿 黒松 純米 もち四段仕込 

☑黒松白鹿 上撰 本醸造  ☑櫻正宗 宮水の華  

☑沢の鶴 X02(エックスゼロツー) 

☑純米大吟醸 白鷺の城 -戦国のアルカディア

☑仙介 純米大吟醸  ☑仙介 大吟醸  ☑大吟醸 千代田蔵 

☑超特撰 大坂屋長兵衛大吟醸 ☑超特撰 純米吟醸 惣花 

☑超特撰 純米大吟醸 惣花 ☑超特撰 白鶴 純米大吟醸 白鶴錦 

☑超特撰 白鶴 天空 袋吊り 純米大吟醸 

☑超特選白雪江戸元禄の酒(復刻)原酒 

☑灘一 上撰原酒 ☑七つ梅 山田錦生もと 特別純米酒☑百黙 純米大吟醸  ☑菊正宗酒造 

☑瑞穂黒松剣菱 ☑櫻正宗 焼稀 生一本

 

大阪府

 

☑秋鹿一貫づくり ☑秋鹿無濾過雫生原酒入魂の一滴 

☑上神谷純米吟醸 ☑吟醸生酒 篁(たかむら) ☑吟醸原酒 松花鶴 

☑國乃長 大吟醸 ☑呉春 特吟

☑前代未聞  ☑大吟醸 玄櫻  

☑大門酒造 35 ☑ 純米大吟醸酒 

☑百六十二年目乃お酒 ☑緑一原酒 

☑三輪福 純米大吟醸 米の華 ☑吹田のゾウ 純米大吟醸

 ☑千利休 純米大吟醸酒 ☑天野酒ダム湖底熟成純米吟醸生酒 

 

奈良県 

 

☑御代菊 ☑菩提もと仕込つげのひむろ ☑吉野杉の樽酒 

 

和歌山県

 

  ☑紀土無量山 ☑「紀伊国屋文左衛門」 

 

鳥取県

 

☑純米大吟醸 鵬 Silver ☑大吟醸 玄櫻 片野桜 

☑千代むすび SORAH

 

徳島県 

 

 ☑桜美人大吟醸 桜樽原酒 ☑鳴門鯛 吟醸しぼりたて生原酒 

 

福岡県  

 

☑喜多屋スパークリングクリスタル

 

佐賀県 

 

☑天山スパークリング

 

大分県 

 

☑八鹿awasake



 

以上の100酒類ほどの日本酒が海外の要人にふるまわれたようです。

しかし、すごい種類ですがどのような提供方式だったのか、

すごく気になります。
 


 

サミットで出品された日本酒の現状

 

 

サミットで出品された日本酒たちがすごいです!

なにがすごいかといいますと全く手に入らないんです!

(以下、下記の内容は私が個人的に買おうと思った日本酒を対象にして話を致しますのでご了承ください)

すでに在庫としてもっていた酒屋さんを知っている方は大丈夫だったかと思いますが、
今から注文を入れる方はかなり入手困難です。

大量に数を作っている日本酒なら手に入りやすいかもしれないのですが、

私が調べた限り、ほしいと思った日本酒たちが少量生産、あるいは限定生産であれば

ほとんどが品切れでした。
 


一例をあげますと

大阪府の秋鹿の一貫搾り。

こちらが乾杯酒として提供されたということで一番最初に注文をかけてみました。

が、

これは手に入れなきゃと思って調べ始めましたが

もう~~~どこを探してみても

売りきれ、品切ればかり。


苦労して見つけたところで

注文に駆けつけることができたのですが

なんと!
 

三日間立ってシステムのエラーで

過剰に注文を受け付けていたため注文を承れませんでした!と

連絡がありました。。。。
しかも返金に二週間かかるとのこと。。



酒蔵の方たちに聞くと多くの方が口を揃えていっていたのが、

そもそも限定酒で
条件を満たさないと販売ができないのが多かったそうです。

 

ただし、これは私のケースで

酒蔵の中でも通年出品酒や、

数量を多く生産したものに関しては手に入るものもあるかと思います。


 

一例、出品酒のスペック。その美味しさとは???

 

 

わたしが以前から注目していた酒蔵のひとつに大阪の秋鹿があります。

ここの酒蔵が出品酒が選ばれた時、すごくうれしかったです。

 

秋鹿が選ばれたのは

 

☑秋鹿一貫づくり ☑秋鹿無濾過雫生原酒入魂の一滴 

の二種類。

 

秋鹿一貫づくりにスポットライトをあてて話していきましょう。

商品名にもなっている、一貫づくりとは何なのでしょう。

秋鹿の一貫づくりとは

お米の生産から自らで仕込み、そのお米の個性や作りまで知っていることで

よりよいお酒を醸せることができる、というこだわりです。

 

近年、九州の酒蔵でも農業法人をつくるという話題でニュースになりました。

 

農家の減少、そして、クオリティの維持、生産数量の確保、

そして、将来的には今までになかったお米の味わいを追求し、

米作りまで自ら行う酒蔵が増えてきています。

しかしながら、秋鹿はずっと昔からこの一貫づくりというのを意識して作ってきました。

見てください、この秋鹿の酒蔵の入り口を。。。

 

 

 

入り口の上にある看板に注目してください。

 

農醸一貫。(のうじょういっかん)

米作りと、酒造りを一貫して行うという意味です。

徹底してその作りにこだわっているのが伝わります。


 

日本酒専門店のマスターとしての考察

 

私は長崎県の佐世保市というところで日本酒の専門店を経営しています。

年間4000種類ほどの大小さまざまな蔵元の日本酒を

テイスティングしています。

今年のサミットの日本酒のラインナップをみて思ったことが三つありました。

 

  1. 思ったよりフルーティで今どきのモダンテイストより日本酒らしい味わいのクラシックテイストの日本酒が多かった

  2. 熟成酒の登場が多く見受けられた。

  3. 完成度の高いスパークリングが目立つようになった。

 

日本酒の最大の生産地であり、歴史も古い関西で開催された影響も大きかったかもしれませんが、
クラシカルな味わいの日本酒が多かったように思えます。

そして、東京オリンピックに向けて日本酒の新たな価値づけを

メーカーが今、試行錯誤しており、その一つに熟成酒というのがあるかと思いますが、
このサミットの中でもその熟成酒の存在がしっかりと見受けられます。
熟成日本酒の新しい歴史がはじまっているような気がします。

 

スパークリング日本酒の醸造技術も

最近飛躍的に向上していると思われます。

 

海外の日本酒の先生にきいたことがあります。

日本のスパークリングは海外と比べるとまだまだこれからだね、と。

しかし、いま、その歴史もまた変わろうとしています。

シャンパンと同じ製法で造った日本酒も出てきたりして、繊細で奥深く、

また限りなく泡がきめ細かくグラスに注げば、

一本の筋泡がきれいに昇っていく。

 

このG20は日本酒の国際的な立ち位置をPRし、

また、同時に日本という国のアイデンティティを表現する絶好の機会なのでしょう。

だからこそ、上記の三つのような日本酒が選ばれた。

 

日本酒の世界はこれからまだまだ面白く進化してい行くに違いありません。

 

ぜひとも、サミットで出品された日本酒を味わってみてください。

 

その日本酒の味わいから世界の扉が垣間見える気がしてきませんか??

 

 

 

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